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東京学芸大学 副学長 松田先生の授業

こんにちは、中央高等学院です。

先日、2年生を対象に、大学の先生に講義をしていただきました。

講義を担当していただいたのは、国立 東京学芸大学の副学長である松田恵示先生。

専門は社会学の先生です。

今回の授業のテーマは「ものの見方・考え方・つながり/『鬼滅の刃 那田蜘蛛山編』から考える」というもの。

高校生のみんなに人気のアニメがテーマということで、たくさんの生徒がリアルで&オンラインで参加してくれました。

『那田蜘蛛山編』の簡単なストーリーはコチラ※ネタバレあり

今回の講義では、

・「蜘蛛の糸」で「操る」のは、どんな感覚を伝えたいのか?

・「累」は、なぜ「家族の絆」を、憎悪、恐怖、暴力で作ることになったのか?

・「富岡」と「胡蝶」の、「禰󠄀豆子」に対する反応の違いはなぜか?

・「那田蜘蛛山編」の人気はなぜか?

という4つのお題が先生から出され、みんなで考えてみました。

DSC02820.JPG

アニメが好きや楽しい、という授業ではなく、立場の違いやその人の置かれた状況や育ちによって、考え方や価値観が変わってくるということを、俯瞰して考えてみよう、という授業でした。

高校生のみんなには、ちょっと難しいかな? と思いましたが、

「普段何も考えずに見てる漫画にもこのような色んな意味があるのが面白いなと思いました。次から漫画やアニメに触れる際にいろんな視点から観察してみようと思いました。」

「他者とのかかわりにおいてもそれぞれの距離感や言動力などを駆使して、それなりの人間社会を生きていくのが妥当だと思った。」

「家族のあり方やさまざまな視点に気付かされるいい機会でした。鬼滅の刃から考えると聞いた時、どのように授業するのか想像できませんでしたが、とても楽しかったです。」

「鬼滅の刃は大好きな作品なのでよく考察動画などを見ていましたが、今日のような視点で見るのは初めてだったので面白かったです。私はよく家族の中で自分はどのような存在でどのような役割の人間なのだろうと考えることが割とあるのですが、話をきいて少しすっきりした気分になりました。」

...などのしっかりした感想を聞けました。

生徒にとって非常に有意義な機会になったと思います。 松田先生、ありがとうございました!!

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