GREEN ROAD BLOG
医療関係の仕事とは?(2)〜職業体験授業
2022/12/23
こんにちは、中央高等学院です。
先日、「チーム医療推進協議会」さんのご協力のもと、さまざまな医療の仕事について学ぶオンライン授業を行いました。
今回は、
・医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)
・視能訓練士
の2つの仕事について、それぞれの職種で働くプロの方にお集まりいただき、 「仕事内容」「その職種になるには」を教えていただきました。
「医療ソーシャルワーカー」とは、病気やケガを負って不安を抱えている人の相談に乗る仕事です。
自分自身や家族が病気やケガをした場合、誰もが
・仕事は続けられるのか
・治療費はどれくらいかかるのか
など、病気やケガを治すこと以外の不安や悩みを抱えます。
高校生のみんなだったら
・高校には通えるのか
・(入院したら)テストは受けられるのか
・進学できるのか
といったことで不安になると思います。
このような悩みや不安を聞き、病院や地域の専門職の人と話し合いをしながら、患者さんの不安の解消に導くのが、医療ソーシャルワーカーのお仕事です。
ソーシャルワーカーになるには、大きく分けると
・4年制大学で学ぶ →国家試験
・2-3年制の短期大学で学ぶ+1-2年の実務経験 →国家試験
・実務経験 →国家試験
上記のようなルートがあります。
4年制大学といっても、福祉系の大学か否かで必要な受験資格が細かく違うので、事前にいろいろ調べた方が良いでしょう。
いずれにしても最終的には国家試験を受験して合格する必要があります。合格率は約30%とのことなので、なかなかの狭き門です。
「視能訓練士」は、視力・視野を検査したり、目の機能に障がいのある人に対して回復のための矯正訓練を行う人のことを言います。
主な仕事は、健康診断の時や眼鏡屋さんなどで行う「眼科検査」と、弱視や斜視の患者さんへの「視能矯正訓練」などがあります。
近年はIT化の普及によって、スマホやPCを見ている時間が長くなり、特に若年層の視力の低下が問題になっているとのこと。近視が進むの防ぐための啓発活動も視能訓練士さんの重要なミッションになっているとのこと。
「視能訓練士」になるには
・専門学校(3年制)で学ぶ →国家試験
・大学・短大・看護系の専門学校で学ぶ+専門学校(1年)で学ぶ →国家試験
のいずれかになります。学校のリストが日本視能訓練士協会のホームページに載っていますので興味のある方は調べてみてください。
「視能訓練士」の国家試験は合格率が90%を超えているということなので、医療系の資格の中では比較的取得しやすいといえるかもしれません。
目の検査は、高校生のみんなでもやったことがある人がほとんどだと思いますが、あの検査をしてくれる人がこういう名前の専門職なんだと初めて知った人も多いのではないでしょうか。
中央高等学院ではオンラインで企業の仕事場見学や、プロとして活躍している方からお話を聞ける授業を実施しています。自分の将来について考えるきっかけにしてほしいですね。
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