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マンガ家ってどんな仕事?〜職業紹介の授業を行いました

 

こんにちは、中央高等学院です。

先日、1年生から3年生を対象に、職業紹介の授業を行いました。この時紹介した職業は「マンガ家」。

お話を聞いたのは、現役のマンガ家でもあり、中央アートアカデミー高等部のマンガ・イラストコースの講師でもある「すぎやまゆうこ先生」です。

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すぎやま先生は14歳のときに「マンガ家になる」という決意をして美術の高校と大学で、ありとあらゆる美術の技法を勉強したそうです。それでも周りには絵が上手な人がたくさんいたため夢をあきらめかけました。出版社の就職面接で「あなたの本当にやりたいことは何?」と問われ、再びマンガ家を目指し、22歳で白泉社新人漫画賞新人賞を受賞、別冊「花とゆめ」でデビューし夢をかなえました。

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いまではマンガスクール中野などの講師をしたり、アーティストの発表と交流の場を広げるNPO法人を設立したりと活動の幅を広げています。

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アニメやゲーム、映画、舞台、イベントなどの多くがマンガを原作にしていること。日本のマンガは世界中で人気になっていて日本文化に興味を持ってもらう入り口になっていること。世界中でマンガをテーマにしたイベントが開かれていることなどを紹介し、「マンガ家は世界的なアーティストで世界中の人を幸せにできる仕事」とその魅力を熱く語りました。

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「マンガを描くノウハウを身につけることで『表現者の卵』になれる」とすぎやま先生は言います。表現者のアーティストやアニメーター、映画監督などエンターテインメントの仕事をしている人は子ども時代にマンガを描いていた人が多いそうです。

表現者の心得7カ条も伝授してくれました。

1.「今を生きる」遊びや学び、お手伝いなど、今できることを精一杯、前向きに取り組む。

2.「美しいものに触れる」映画や演劇、読書、音楽など芸術を「生」で見る。

3.「好奇心を持ち探究する」面白そう、もっと知りたいと感じたら、とことん深掘りする。

4.「キモチをカタチに」喜びや驚き、悲しみ、怒りなどの強いキモチを作品にする。

5.「他人を気にしない」みんなちがうのがあたりまえ。

6.「あきらめない」本当にやりたいことをあきらめない人は必ず何かをなしとげる。

7.「夢を持つ」表現者は夢をカタチにするのが仕事。みんなの夢は何ですか?

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「タチキリや見開きカットなど見やすく躍動感のあるコマ割りのコツは?」との質問には、「写真のカメラアングルを参考にするといいですよ」とアドバイスしました。

 

アニメ「鬼滅の刃」の大ファンだというすぎやま先生。「私にとっての刀(武器)はペン。ペンは絵や言葉、アイデアなどを生み出し、影響を与える人の数も多いですよね。みなさんも自分の武器となる『得意なコト』から仕事を考えてみてください」と話しました。

 

この冬もオンラインでいろいろな職業紹介や仕事場見学を実施しています。自分の進路について考えるきっかけにしてほしいですね。

 

 

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