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リサイクル・プラザJBさんの工場見学を行いました

こんにちは、中央高等学院です。

先日、埼玉県さいたま市にあるカンやびん、ペットボトルをリサイクルする中間処理工場「リサイクル・プラザJB」さんの工場をライブ中継をまじえて見学しました。

この工場は、全国で自動販売機21万台と5万台の給茶機などの運用サービスをしているジャパンビバレッジさんが2003年に作りました。

 

東京、埼玉、千葉の自動販売機にあるリサイクルボックスから回収したカン、びん、ペットボトルがビニール袋に入れられ、この時期は1日に23トン運ばれてきます。回収された袋が原料ストックヤードで山のようになっていました。

リサイクルブラザ_画像1.png

 

はじめにビニール袋を破る機械で取り出されたカン、びん、ペットボトルが流れるラインでは4人のスタッフが手作業で不純物(カン・びん・ペットボトル以外のもの)を取り除いていました。コンビニの袋やプラスチックのカップ、紙コップ、紙パックなどが映し出されました。スプレー缶が混ざっていることもあるそうです。

 カン、びん、ペットボトルは磁石と風の力で仕分けされ、専用レーンを流れていきます。

リサイクルブラザ_画像2.png 

 

アルミ缶とスチール缶は金属加熱炉で800℃の熱風で加熱されたあと砕かれて、アルミと鉄のつぶ(ペレット)になります。手に取って見せてもらいましたが、アルミペレットの方が白っぽい色をしていました。ペレットは金属加工会社が買い取り、別の金属製品の原料になります。


リサイクルブラザ_画像5.png 

 

ペットボトルはつぶされてペール品というかたまりになりました。かたまり1個が20kg。500mlのボトル700本分だそうです。このペール品は協栄産業さんが引き取り、ラベルとキャップが分離されて、高温・真空処理することでペットボトルになるプリフォームという製品に生まれ変わります。


リサイクルプラザ_画像6.png 

 

リサイクル・プラザJBさんからつぎのお願いがありました。

■リサイクルボックスはゴミ箱ではないので、カン、びん、ペットボトル以外は入れない。

■カン、びん、ペットボトルは空にしてからリサイクルボックスに入れる。

■再生できなくなるので、空容器を灰皿代わりにしたり、異物を入れたりしない。

 

「分ければ資源、混ぜればゴミ」。

一人ひとりの意識と行動がリサイクルの入り口になっていることを学ぶことができました。

 

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