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英語学習の本質

2025/05/16

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ある数学の先生がこんなことを言っていました。

「計算は数学の本質的な内容ではない。なのに、計算が苦手だからといって数学まで嫌いになる子が多い。これはもったいない。数学が嫌いにならないように家庭での計算練習をしっかりやってください」。

この先生は、計算は数学の本質的な内容ではないと言っているのですが、だからといって計算を軽んじているわけではありません。

むしろ、本質的でない事柄につまづいて本質にたどり着けないのがもったいないから、本質的でない事柄(計算練習)にも取り組もうと言っています。

私は算数・数学の専門家ではないですが、こんなことを思い出したのは、授業後に「英語の授業が全然わからなかった」という相談を受けたからです。

英語の授業が分からない原因として考えられるのは、

①教員の説明が下手

②単語力の不足

③文法力の不足

の三つあると思います。

①については、もうすみません、これからも精進します、としか言えないのですが(これからもわからないことがあれば、どんどん質問・相談してください!授業改善の材料にできますので)、②、③については、先に述べた計算と算数の関係が当てはまると思います。

英語学習の本質っていったい何なんでしょう?いろいろな考えがありうると思いますが、私は、コミュニケーションをとることかなと思っています。

相手が言うこと、相手が書くことを論理的に聞き届け、自分が言いたいこと、書きたいことを論理的に表現できるようになること、これが英語を含む言語を学ぶ意味かなと考えています。

これをご覧の皆さんの中には、授業中に発言するのは苦手だけど、友達とおしゃべりすることは好き!っていう人はいませんか?

英語コミュニケーションの授業は苦手だけど、日本語でのディスカッションならできる!っていう人はいませんか?

発話は苦手だけど、書くことはできる!、とか、書くことは苦手だけど、読むことはできる!っていう人はいませんか?

ざっくばらんなおしゃべりも、形式ばったディスカッションも、言葉を書くことも、そして読むことも、これらはいずれもコミュニケーションの一端です。

こうしたことができる人はもうコミュニケーションの素質があります。

素質があるのに単語力・文法力が不足していて英語に苦手意識を持つのはもったいない!

単語力・文法力を身につければ、一層コミュニケーション力が身に付きますよ!

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