校舎案内と生活名古屋本校 学校生活ブログ
3年生前期集中スクーリングが終わりました
2019/06/18
先週の月曜日(6月10日)から、4泊5日の日程で、千葉県いすみ郡御宿町の中央国際高等学校での前期集中スクーリングに行ってきました。初日は、嵐の中での「御宿寺社見学」でしたが、梅雨の晴れ間の快晴となった4日目には、昭和3年(1928年)に建立された「日・西・墨 三国交通発祥記念碑」を見学し、サンフランシスコ号漂着海難事故を巡っての当時の御宿の人々の熱い思いに胸を打たれました。
1609年(慶長14年)9月、フィリピンからメキシコに向かっていた、三隻のスペイン船の内、フィリピン総督ドン・ロドリゴが乗船した「サンフランシスコ号」が御宿の岩和田海岸沖で座礁。乗員乗客373名の内、約50名が溺死したものの、残る生存者は、岩和田村周辺の住民に救助され、手あつい看護を受けました。将軍の座を徳川秀忠に譲って駿府に隠居していた徳川家康は、ドン・ロドリゴの名を生存者名簿の中に見つけ、かつてフィリピンで罪を犯し、処刑される寸前の複数の日本人を減刑の上、日本へ追放処分としたフィリピン総督その人と知り驚愕します。家康は、ウイリアム・アダムスこと三浦按針に新たに造船させ、メキシコまで帰還させます。
【左】中央国際高校の校舎から見た
「日・西・墨三国交通発祥記念碑」
【右】記念碑を訪問した3年生一行
【左】岩和田海岸沖を行く国内航路タンカー。この辺りで「サンフランシスコ号」は暴風雨で座礁したのでしょうか。【右】記念碑から岩和田(御宿)海岸を望む。
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