校舎案内と生活吉祥寺本校 学校生活ブログ

介護福祉就職コースより

春から学院の卒業生がサニーライフをはじめさまざまな介護施設で仕事をはじめます。
その介護現場でもICT化が進められています。

 

  ダウンロード.jpg

 

生産性向上と業務負担軽減をしつつ、介護の質を向上するために、厚生労働省発表の21年度介護報酬改定では介護現場のICT化を推奨する見直しが行われました。

具体的には ▽データベース「LIFE」へのデータ提出とフィードバック活用を要件とする科学的介護の推進への加算の新設 ▽見守り機器とインカム利活用による特養の夜勤要件の一層の緩和等 ▽機器活用による遠隔での服薬指導の評価 ▽運営基準で求められる各種会議等のテレビ電話開催などです。

介護ロボットとして介護施設に導入され始めた「見守りセンサー」と、介護職員間の業務連絡や作業効率を高める「インカム」の組み合わせによる相乗効果が明らかになる中で、4月からの介護報酬改定では「両機器の組み合わせ活用」を要件に、特養で夜勤職員の配置要件まで踏み込んだ緩和が実施されます。

介護ロボットや業務支援システム、インカムなどは単体でも介護現場を助ける機能を発揮しますが、今後は相互に連携することでより効率的にデータ収集が可能になり、解析結果のフィードバックにより課題解決ができることが重視されるようになってきました。

そのためには、各機器がインターネットに接続する機能(IoT)や、遅延の少ないインターネット回線の環境整備(Wi-Fi)などを一体的に整備することが求められるようになっています。

介護現場でも多用されるようになるICTを使いこなせるように、在学中にICT学習にもしっかり取り組んでいきましょう。

この記事をシェアする

カテゴリ―

月間バックナンバー

最新の記事

バックナンバーはこちら