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化学の実験!

 

今日の授業は東京バイオテクノロジー専門学校の方にご協力いただきまして、『化学』の実習をしましたflair

 

東京バイオテクノロジー専門学校は『実験を仕事にする』がキャッチフレーズの専門学校。就職先の98%が研究職と言う理系で実験好きの人にはたまらない専門学校です。

 

さて、今回の実習内容は『DNA抽出実習shadow『人工イクラ作成実習fishいうもの。

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実習の詳細マニュアルはこれだ!聞いたこと無い薬品の名前が緊張感を煽ります。。。

 

 実習その1)DNA抽出実習

ご飯に乗っけると最高に美味しい『しらすfish』。このしらすのDNAを抽出しようって実習です。

<手順>

①10%SDS溶液500μℓをマイクロチューブに入れる。

②しらすを1~2匹加え、よくすりつぶす。

③100℃で10分間加熱。

④遠心分離機にかけて、上清と沈殿に分ける。

⑤上清を新しいマイクロチューブに移す。

⑥-20℃に冷やしたエチルアルコールを静かに750μℓ加える。

⑦ゆるやかに混ぜ合わせる。

⑧DNAが白く析出してくる。

 

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     DNAの塩基配列について説明。         遠心分離機にセット。          松井先生も実験に参加。

 

この技術は遺伝子の増幅、遺伝子の大きさや種類を調べることが出来、遺伝子解析技術で最先端の色々な分野で使われています。最近では稲、大豆、とうもろこしなどの遺伝子組換え体植物とオリジナルの植物の判別、うなぎ等の品種の分類、遺伝病などの判定や遺伝子治療、親子関係や科学捜査などの遺伝子(DNA)鑑定でよく使われています。

 

 

 

実習その2)人工イクラ作成実習

食卓に並んでいるそのイクラ、本物ですか??人工イクラを製造してみよう!

<手順>

①アルギン酸菜とリム溶液に色素を加えたものを使用します。

②塩化カルシウム溶液の中に1滴ずつ滴下します。

→ポイントはできるだけ小さな丸い粒にしてみよう!

③2、3粒シャーレのふたに取り出して、手で触れてみます。

→最後は潰してみよう!この感触はイクラそのもの!?

④出来上った粒を茶漉にあけ、ディッシュに移します。

⑤出来あがった感じを確認してみよう!

 

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試験管が化学の匂いを醸し出す!     丁寧に人工イクラを取り出して…           リアル??いびつだけど人工イクラ完成!

 

この人工イクラ技術は、カプセル化技術としてバイオリアクター人工種子等の技術に応用されています。

 

今回の実習はいかがでした?化学に興味を持つことが出来ましたか??たまにはこういう授業もいいでしょ??

 

東京バイオテクノロジー専門学校の先生方、本日は有難う御座いました!

  

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