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第8回 ライフサポート講演会~不登校・引きこもりを考える~

今回のライフサポート講演会では、実際に不登校経験のある

在校生による体験談が行われました。

 

Yさんは現在高校3年生。

 

1年生の秋まで地元の公立高校に元気に通っていましたが

徐々に行けなくなり、2年生から中央高等学院に転入してきました。

 

もともとはスポーツ好きで生徒会にも積極的に参加するような活発なタイプ。

ところが色々なことが重なり、学校に行くことだけでなく、外に出て人に会うのも

こわくなってしまったそうです。

 

DSCF4321.JPG

 

理由について「これといって特別な原因が思い当たるわけではない」

と言っていましたが、Yさんだけでなく、これを読んでいるみなさんにも

思い当たるところがあるかもしれません。

 

その後、自分なりに少しずつハードルを決めて行動していき、

家族の協力もあり今では学校やこのライフサポート講演会にも

ひとりで来られるようにまでなったということでした。

 

 

文章でこうやってきれいにまとめてしまうととても簡単なように思ってしまいますが、

もちろん実際はたくさん悩んだりうまくいかなかったり、いろんな気持ちや体験を

経験してきたのだと思います。

 

講演会後の保護者の方の感想で印象深いものがありました。

 

「不登校を克服した子の話を、冊子や文章では目にしていたけれど、

なんだか『その子は特別だからできたんだろう』と遠くに感じていたところがあった。

でも、今日実際、生の言葉で話を聞いてみて、決してそうじゃないということが

感じられてとても良かった。」

 

 

親や教師目線ではなく子ども・当事者の目線の話を聞いたり、

実際に聞きたいことを質問できたりしたことで、

私たち教師も含めて大人達は新たな発見がありました。

 

さっそく「次回は男子生徒の話が聞きたい!」とのリクエストも頂いたので、

またこのような機会を設けられれば、と思います。

 

次回開催日程が決まりましたらまたブログでご案内します。

集まって下さったみなさま、そしてYさん、ありがとうございました!

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